本記事では、電子文芸誌『ハツデン…!』「植物について」特集に寄せた寄稿文をもとに、TarCoon☆CarToonとして植物を「癒し」ではなく、地球の環境を大きく作り替えてきた存在として捉え直します。酸素がかつて毒にもなり得たこと、分解されにくい木々の堆積、菌類による分解と循環の成立。そうした長い時間の中で、「強いものがずっと強いままではいられない」という厄介な事実を辿ります。
問いはシンプルです。世界を豊かにしたものが、最初は世界を壊しかけたとしたら、「良いこと」や「サステナブル」はどこまで信用できるのか。分解されないものが増えすぎた世界で、次に仕組みとして立ち上がる「分解者」や「見守り役」は誰になるのか。人間がいつか飼われる側に回るのなら、外から降ってくる理不尽よりも、人間が生み出したもの(たとえばAI)に、地球の生命を守る方向で見守られたい。そんな感覚を手がかりに考えていきます。
*本記事は、雑誌『ハツデン...!』「植物について」特集に「植物は癒しではない──地球史における“公害”から循環へ、そして監視者の交代」という題で寄稿しています。ぜひ本誌でもご覧ください。
