今回はサイゼリヤです。
どもっ☆TarCoon☆CarToonですっ☆
本企画は、学問を愛好し学問を尊重している学術的同志たちが集い、豊かな食事を通してより豊かな議論を繰り広げようという企画です。
今回のお店は京都 百万遍にあるサイゼリヤで開催。
兼ねてからカモハイ女史とはサイゼリヤを食べ尽くす会を開きたいね〜とお話をしてい他のですが、せっかくの機会なので
アカデミックな繋がりということで、いつも開催している『学術的議論が繰り広げられるお食事会』に参加してくださる皆さんもお招きして
一緒に楽しみましょうという会を開きました。
学術的議論が繰り広げられるお食事会
テーマがあるわけではありませんが、酒の席ではないゆっくりと食事を楽しめる場所で学術的同志たちと共に議論を深める会です。
このお食事会の素晴らしさは、相手の意見を否定するわけではなく肯定的に受け入れて、話を繋げていく感じですね。しかも参加してくださる皆さんの造詣が深いので、専門分野も違うため、どんどん話が予想できない方向に進んでいくことです。
好奇心が深い人にとってはとても魅力的な会合ですね。是非この様子をYouTubeやツイキャスなどで配信したいところではありますが、内容的に怒られが生じるような議論も起きる可能性がある為、参加者特権の秘密の会合。
今回は特別編!アカデミックサイゼです。参加された先生方は以下の通りです。
先生方のご紹介
)にてアップロード。テクノロジーとかサイケデリックが好き。ゆるヴィーガンの同化主義者。
繰り広げられた学術的議論
今回も議事録はてるりんに書いていただき、髑髏先生に補足していただきました。
ありがとうございます。
*カモハイのツイッターのアイコンとヘッダーは、ともにギュスターヴ=アドルフ・モッサ(Gustav-Adolf Mossa)作『彼女(She)』(1905年)
みなさんのアイコンはインテリでいいですね。カモハイ女史のアイコン「彼女(She)」は兵庫県立美術館で開催された『怖い絵展』で拝見しました。とても引き込まれるいいおっぱい。顔も可愛い。雁林先生は、アメデオ・モディリアーニ(Amedeo Clemente Modigliani)作「ジャン・コクトーの肖像」ですね。
*ワインが来る
髑髏先生「キリストの血そのものか、もしくは〜」(追いつけなかったのでもし良ければ補足お願いします🙇)
→ミサのやり方を巡って殺し合っていた
『聖餐方式と宗教改革』のお話です。ワインがキリストの血そのものか、その象徴であるのかをめぐってルター・カルヴァンとツヴィングリが論争ですね。
*髑髏先生の自己紹介
髑髏先生の魂について
→雁琳先生曰く「大川隆法と一緒」
髑髏先生のアイコンであるカール・ハウスホーファーの肖像と、実際にこの会に参加してくださる方(髑髏先生の中の人)の関係性の説明は何度聞いても面白い。今回は雁林先生にバッサリ切り捨てられていましたが、こういう冗談を聞けるのもこの会の醍醐味
*「美味礼賛」
文脈はメモできませんでした。
*サイゼリヤのイタリア料理について
イタリア料理といえばトマト
→トマトの実は食えるものじゃなかったが、品種改良を繰り返して食べれるものになった。
→トマトの原産はペルー。大航海時代にスペイン・ポルトガルの植民活動によってヨーロッパに持ち込まれる。
→ジャガイモもそうだったが、当時は珍しい植物として観賞用とされるに過ぎなかった。
*当時、ドイツやフランスはド田舎だった。
→カトリーヌ・ド・メディシスがフランスの王室に入った時にイタリア料理がフランスに持ち込まれた。
→「メアリ・ステュアートの象」
*世界が一体化<グローバル化>するのを歴史学的にどう説明するか
→京都学派が担っていた
*髑髏先生、パルメザンチーズを「パルチザンチーズ」と聞き間違えてしまう
→雁琳先生、ディアボロ風スパゲティを「ディアスポラ風スパゲティ」と聞き間違えてしまう
*イーリッシュ語の話題へ
→音が◯◯語(メモできず)で、文字がドイツ語
『イーディッシュ語』文字がヘブライ語で語彙がドイツ語?っぽいんですよ。
*それからユダヤ人についての話題へ
→ここも早くて書記できず。すみません!
*環境思想史
→ハイデッガーのエコ思想
→マルクスのエコ思想
→戦後の人間と技術の関係
→環境哲学の本の著者「菅原潤」はオススメ
*カトリックの自然信仰
→人間と自然の関係
→それは「庭」の文化の違いとなって表れる
→「庭をどうつくるか」ということは「自然をどう刈り込むか」
→フランス式の庭園は直線的で人工的、ベルサイユ宮殿など
→イギリス式の庭園はグニャグニャとしている
*風景という概念が強化されてきたのは
18世紀後半〜19世紀
→鉄道ができた時代
→①郊外へ簡単に行ける②動きながら風景を見る
→これが印象派絵画の成立の要因になった
郊外へ行けるようになったことで風景画のレパートリー増加しました。写真の登場によって人間の認識にしかできない絵画手法を見つけるようになって作風が変化したんですね(動きながら云々は誤りでした失礼)
*ソ連のブランディング(プロパガンダ)
→各国の小説家・知識人にソ連について書かせた
→各国民は「あの作家がソ連を書いているのなら間違いないだろう」と、ソ連への関心を高めた
→ロマン・ロランやジットが代表的
→「ソビエト紀行」「ソビエト旅行記」は良書
*当時のソ連を批判してしまうと、ヒトラーを応援してしまうことになるという構図があるから、ソ連を批判することは難しい。
→だから内容ではなく文体の評価や研究が盛んになった
→構造主義言語学の成立?
内容に触れるとやばかったから構造に触れるようになった
*ソ連があったときは、ソ連と同じような革命が起きないように、資本主義各国は福祉を充実させた
→ソ連があったから、資本主義国家たちは労働者を保護したという、ソ連の良い面
→ソ連がなくなったら資本主義国家は労働者をいじめるようになってしまった。
*ロシア・アバンギャルド
これは確かにかっこいい!次の赤い方のTarCoon☆CarToonのモティーフにしよう!
*髑髏先生「軍事と外交を前提とした文化の研究」
→twitterによくいる西洋史家は「素朴」
→文化を「平和的な」イメージにしている
→それは違うよ!!
→戦争なんてほんの一瞬の出来事だが、文化はずっと続く。文化が影響しない軍事も外交も、あるはずがない。文化は平和的なものだけではない。
→カルチュアルディプロマシー「文化外交」
相手国の世論が自国に有利なようにする。その手段として文化を用いること。日本は文化の普及が成功しているのに、うまく使うことができない。
アニメを通して文化的侵略(普及)が進んでいるのにクールジャパン政策がうまくいってないのはとても残念だよね。
*専門をたくさん作っておくことは重要
→専門外のこともある程度口出しできるように
*あいちトリエンナーレについて
(この辺り、速くて書記できず。すみません!)
*弱い国のナショナリズムは擁護するが、強い国のナショナリズムは許さない。
→しかしどちらもナショナリズムではないか!
→「犠牲者ナショナリズム」
*「富永健一」
ヘタな社会学者の本よりも読むべき!
*比喩の様式(歴史の修辞学/歴史の詩学)の発展
・隠喩(いんゆ)
・提喩(ていゆ)
・換喩(かんゆ)
・アイロニー
下に行くにつれて発展している
→この話、めちゃ面白かったので復習したい。
*二つの平等
①みんな平等な権利と機会
②みんなバットで殴ったら結局死ぬ
→どんなに可愛いアイドルでもウンコはする
なんだか今回はお酒の量が多かったのか、後半どんな話をしたかあんまり覚えていないんですよね。
*漫画家「池上遼一」
*現代日本人にとっての「超越的存在」とは?
*「酒井直樹」さかいなおき
*バッハオーフェン『母権論』
*「マーチン・クレフェルト」
*義体化によって男か女か選べるようになる
*漫画「大奥」
この世にどう使えるか?って言葉カッコいいなぁ。オイラもそう言える人間になりたいなぁ。
— TarCoon☆CarToon(たぁくんカートゥーン) (@TKMS_all4A) August 5, 2019
今日の #アカデミックサイゼ で学んだ事の1つ。 pic.twitter.com/ZMUp3y6Xdw
今回もとても刺激的な会でした。髑髏先生の「この世にどう使えるか?」という自身への問いかけがとても印象的でした。てるりん議事録ありがとうございました。
お食事会の様子『サイゼリヤ』
待ってます! pic.twitter.com/p8dChNwjqA
— TarCoon☆CarToon(たぁくんカートゥーン) (@TKMS_all4A) August 5, 2019
とりまですね、今日はしごおわしてから日が沈まぬうちに、サイゼたべ飲みしまくる会でした
— 鴨川を徘徊する魔女 (@Kamohai_) August 5, 2019
サイゼの新商品から何からめちゃんこたべました
最高でした@TKMS_all4A氏、よんでくれて、ヤバイ(褒めてる)メンバーの皆さんにご紹介いただきありがとうございました pic.twitter.com/RjVregbShl
百万遍のサイゼリヤで開催された #アカデミックサイゼ 無事終了しました。やっぱり全部食べきれなかった。 pic.twitter.com/uHCl5cflis
— TarCoon☆CarToon(たぁくんカートゥーン) (@TKMS_all4A) August 5, 2019
サイゼリヤ 百万遍店 -お店情報-
〒606-8447
京都府京都市左京区田中門前町28-10 オリエントビル2F
TEL:075-751-7972
11:00~24:00(LO/23:30)
最寄りバス停留所
・百万遍停留所 から徒歩1分
最寄り駅
・京阪本線
・叡山電鉄出町柳駅 から徒歩7分