月刊「性別」 第003号
¥1,000
渦中の全学連×「性別」破壊党による“越境者対談”、トランスヘイト訴訟の傍聴記、TarCoon☆CarToonによる「母」批評を一冊に。越境と政治、そして生のリアルを交差させる月刊「性別」第003号。
説明
月刊「性別」第003号は、三つの本文企画で構成された号です。第一に、西村凌風(全学連書記次長)と阿部智恵による**「越境者対談 全学連とその展望(あと『性別』破壊党)」**。本対談は、2025年9月に全学連が中核派政治局への弾劾声明を発表し、以後決裂状態にあるという経緯を前提に、当事者の立場から「これまで」と「今後の展望」を語った1時間超の記録です。両者とも性別越境当事者であることが明示され、共通点と相違点を起点に、全学連の現状認識と先行きを丁寧にたどっています。
第二に、山田華子による**「トランスヘイターへの損害賠償請求裁判 傍聴感想」**を収録。性別越境当事者である原告に対する名誉毀損が認められ、被告に100万円の慰謝料支払いが命じられた地裁判決を追った傍聴レポートで、SNSと現実の人生が交錯する現場の様子が文章化されています。
第三に、TarCoon☆CarToon(タークゥーン・カートゥーン)による**「ママになる—その言葉が呪いでなくなる日のために」**。1993年放送『機動戦士Vガンダム』の主人公・ウッソの言葉「お母さんをやりたいのなら、自分で子供を産んでそれでやってくださいよ!」を手がかりに、〈母性〉とは何か、〈母になる〉とは何か、〈女性になる〉とは何かを順次掘り下げ、党是〈身体改変的性別越境主義〉と接続しつつ、党首・阿部智恵へのエールを表明する批評的テキストです。
本号は「内容が濃密であるため試し読みは掲載しない」方針が明記されています。巻末にはご寄稿のお願い(特集テーマなし/「性別」「革命」に関係する内容を歓迎・最終掲載可否は編集部判断、連絡先:main123abeabe456goo@gmail.com)および対談相手募集中(推薦も可、同連絡先)が告知され、創刊宣言/第001号/第002号の各記事紹介への導線も提示されています。以上の要素を一冊にまとめたのが、本号「第003号」です。
目次
- 「越境者対談 全学連とその展望(あと「性別」破壊党)」西村凌風(全学連書記次長)/阿部智恵
- 「トランスヘイターへの損害賠償請求裁判 傍聴感想」山田華子
- 「ママになる—その言葉が呪いでなくなる日のために」TarCoon☆CarToon(タークゥーン・カートゥーン)
各種募集
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ご寄稿のお願い:特集テーマなし(広義の「性別」「革命」に関わる内容歓迎)。最終掲載可否は編集部判断。
連絡先:main123abeabe456goo@gmail.com -
対談相手 募集中:「この人どうですか?」の推薦も歓迎。同上アドレスへ。
バックナンバー
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創刊宣言
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第001(創刊)号 記事紹介
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第002号 記事紹介
こんな方におすすめ
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運動史・ジェンダー論・メディア文化を横断的に読みたい
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当事者の言葉で「越境」と社会の接点を捉え直したい
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訴訟/判決報道を現場感覚とセットで理解したい
※本号は試し読み未掲載です。BOOTHの販売ページからお求めください。
書籍情報
- 出版団体 : 「性別」破壊党
- 発売日 : 2025/10/31
- 言語 : 日本語
オリジナル版/加筆版
この雑誌に掲載されている記事は、TarCoon☆CarToonが雑誌の趣旨に合わせて執筆・調整したものです。もともとのアイデアを雑誌用にまとめたものだけでなく、掲載後に「ここも書いておきたい」と感じて加筆した長い版も公開しています。制作過程で削ったパートや補足したパートを含めて読みたい方は、下記のリンクから参照してください。








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