本記事では、雑誌『ハツデン…!』に寄稿した文章「どこにもない言葉を、残る足跡としていまここに呼ぶ」をもとに、消える記録と残る媒体のあいだで、オイラが改めて感じた「本の価値」を辿ります。大統領の投稿でさえ企業判断で消えてしまう出来事に触れたとき、自由や歴史の保存はこんなにも脆いのかと、正直ショックだった。その感覚が、紙の本やZINEの「残り方」へと視線を引き戻しました。
あわせて、TarCoon☆CarToonのアートプロジェクト「ISNOWHERE(イズノウィア)」にも触れます。本は棚に“ある”のに、意味はまだ“いない”。読むという行為が、その不在を呼び出してしまう。読むことを「現前の装置」として捉えるとき、残ることの残酷さと救いが、同じページに並んで見えてくるのだと思います。
*本記事は、雑誌『ハツデン...!』「本について」特集に「どこにもない言葉を、残る足跡としていまここに呼ぶ」という題で寄稿しています。ぜひ本誌でもご覧ください。
