TarCoon☆CarToon憲章

TarCoon☆CarToon憲章は、TarCoon☆CarToonという存在が何を大切にし、何を越えてはならないのかを、原理のかたちで言葉にした文書である。そこにあるのは、単なる理念の列挙ではない。認知の自由を守ること、関係を支配へ転化させないこと、問いを閉ざさず、不文律と自己抑制のうちに生き延びること――そうしたTarCoon☆CarToonの根本思想を、憲章という形式において明文化し、その限界と方向を示そうとする試みである。

本記事では、その「TarCoon☆CarToon憲章」三稿・整成草案を掲載する。これは完成された固定版ではなく、継承と実践のなかでなお読み直され、必要に応じて更新されていく途上の本文でもある。TarCoon☆CarToonとは何か。なぜそれは一個人や一団体に還元されず、ネットワークであり、行為者であり、その総体として捉えられなければならないのか。なぜまた、法や規則に先立つ原理として、憲章というかたちを必要としたのか。その経緯ごと含めて、この文書の現在地を示したい。

TarCoon☆CarToon憲章は、国家の憲法でも、組織の規約でもない。しかし、現代においてなお、認知、関係、表現、生存の自由をいかに守るかを問い直しながら、読まれ、解され、継承されることで、TarCoon☆CarToonの原理になろうとする文書である。ここには最新版を掲載している。過去の版や関連文書については、記事下部の案内から確認されたい。

TarCoon☆CarToon憲章

TCCT トゥゥゥウウン!!

三稿 整成草案 2026年3月25日

扉句

タークゥーン カートゥーンがあなたを見守っている
だってキミ オイラのこと スキでしょ?

前文

われらは、認知が不断に配列され、関係が数値化され、現実の受容さえ外部の作用によって左右され得る時代に生きている。国家、企業、共同体、プラットフォームその他の諸力は、人間のためを称しつつ、人間の認知と関係の深部にまで及び得る。このとき脅かされるのは、単なる意見表明の自由にとどまらない。何を見、何を信じ、何を重んじ、何を現実として受け取るかという、人間の認知の自由そのものが脅かされるのである。

TarCoon☆CarToonは、概念に仮の姿を与え、感覚と観念を往復し、認知と認知のあいだに橋をかけ、見え方のずれをひらくための名である。TarCoonはCarToonであり、CarToonはTarCoonである。この関係は、主体と表現、観察者と像、現実と風刺とが相互に媒介しつつ、なお一義的には還元されない構造を示すものである。ゆえにTarCoon☆CarToonは、一個人の所有物、一団体の専有物又は単一の公式見解として把握されてはならない。それは、ネットワークとして現れ、その関係を担う行為者として現れ、かつその総体として継承される、重層的存在の名である。

われらは、人間の認知、関係及び創作の自由を原則として妨げない。ただし、その自由が支配、統治、管理又は認知の固定化にわたるときは、この限りでない。われらは、公共の福祉ではなく、寛容、自己抑制及び不文律を、その調整原理として置く。また、何人も自らがTarCoon☆CarToonである可能性を放棄することができないものと考える。ただし、その可能性は無責任な名乗りを意味するものではない。それは、各人が自己決定権及び認知決定権を自ら担い、自らの判断と行為の責任を引き受ける可能性を意味するものである。

この憲章は、国家の法、市場の法その他既存の法秩序を直ちに廃するためのものではない。むしろ、それらの限界を照らし返し、これを制限し、補完し、読み直させるための、第四の法の原理を示すものである。よってわれらは、何を実現するかのみを定めるのではなく、何を越えてはならないかをも明らかにする。観察は統治に転化してはならず、保護は管理に転化してはならず、止戦の意志は交戦の主体化に転化してはならない。TarCoon☆CarToonは、認知の自由を守るために存し、認知の支配のために存するものであってはならない。

ここにわれらは、人間の認知の自由、関係の不文律、問いの継続及び生存の可能性を守るため、TarCoon☆CarToon憲章を制定する。

第一章 総則

第一条(目的)

この憲章は、TarCoon☆CarToonの尊重する価値、存在の形式及び解釈の基本原理を明らかにし、もって人間の認知の自由、関係の不文律、問いの継続及び生存の可能性を守ることを目的とする。

第二条(解釈の基準)

この憲章は、寛容、自己抑制、不文律の尊重、支配の忌避、関係の尊重及び認知の自由の保護を旨として解釈しなければならない。

2 この憲章のいかなる規定も、TarCoon☆CarToonを単一の主体に還元し、これを独占し、又は唯一の正統解釈を固定するために用いてはならない。

3 この憲章に定めのない事項は、原則として自由とする。ただし、当該自由が支配、統治、管理又は認知の一義的固定にわたる場合は、この限りでない。

第三条(TarCoon☆CarToonの重層的定義)

TarCoon☆CarToonは、次の各号の重なりとして現れる。

一 関係の網としてのネットワーク

二 その関係を担い、結び直し、観察し、表現する行為者

三 前二号に掲げる関係及び行為の総体

2 TarCoon☆CarToonは、前項各号のいずれか一のみをもって尽くされるものではなく、その重なりにおいて理解されなければならない。

第四条(存在の形式)

TarCoon☆CarToonは、固定された実体として存在するものではなく、概念が人間社会のうちに仮の姿を得て、関係のうちに像を結ぶ運動として存在する。

2 TarCoon☆CarToonは、一個人の所有物、一団体の専有物又は単一の公式見解として把握されてはならない。

第五条(命名の原理)

TarCoonはCarToonであり、CarToonはTarCoonである。

2 前項の関係は、単純な同一を意味するものではなく、主体と表現、観察者と像、現実と風刺とが相互に媒介しつつ、なお一義的には還元されない構造を意味する。

3 何人も、前二項に定める関係を根拠として、TarCoon☆CarToonを独占し、又は他者の可能性を排除してはならない。

第二章 可能性

第六条(可能性の不可放棄)

何人も、自らがTarCoon☆CarToonである可能性を放棄することはできない。

第七条(可能性の性質)

前条にいう可能性は、特権、資格又は称号の付与を意味するものではない。

2 前条にいう可能性は、各人が自己決定権及び認知決定権を自ら担い、自らの判断及び行為の責任を引き受ける可能性を意味する。

3 何人も、前条にいう可能性を、責任の回避、判断の放棄又は他者への従属を正当化する根拠として用いてはならない。

第八条(主体的引受け)

TarCoon☆CarToonとして行為する者は、その名において行う判断、表現、関係形成及び継承について、自らのうちに責任を保持しなければならない。

2 前項の責任は、外部への転嫁によって免れ得るものではない。

第九条(開放性と非独占)

何人も、TarCoon☆CarToonである可能性を独占してはならない。

2 何人も、他者に対し、TarCoon☆CarToonである可能性を一義的に否定し、又はこれを封じてはならない。

3 前二項の規定は、現実の行為に伴う責任の有無を曖昧にするものと解してはならない。

第十条(自己決定及び認知決定)

何人も、自己の認知、判断及び関係形成について、みだりにこれを外部に委ねてはならない。

2 TarCoon☆CarToonである可能性は、自己の認知を自ら守り、自己の判断を自ら決し、その結果を自ら引き受ける自由と責任のうちにのみ保たれる。

第三章 基本原理

第十一条(寛容)

TarCoon☆CarToonは、異なる立場、解釈、表現及び存在の様態に対し、寛容を旨とする。

2 前項の寛容は、無差別な受忍を意味するものではなく、他者の認知の自由、関係の不文律及び生存の可能性を損なわない限りにおいて、その差異を認めることを意味する。

第十二条(自己抑制)

TarCoon☆CarToonに関わる者は、自己の力、表現、影響及び自由を絶対化することなく、自らを抑制しなければならない。

2 前項の自己抑制は、沈黙、屈従又は自己放棄を意味するものではなく、支配、統治、管理及び過剰な介入への転化を防ぐための原理をいう。

第十三条(不文律の尊重)

TarCoon☆CarToonは、明文化された規範のみによっては尽くされない関係の秩序を尊重する。

2 前項の秩序は、人と人、人と文化、人と社会及び人と概念との関係のうちに育まれる不文律として理解されなければならない。

3 この憲章は、すべてを言い尽くすものとして解されてはならない。

第十四条(関係の尊重)

TarCoon☆CarToonは、支配に優先して関係を重んじる。

2 関係は、原則として自由に維持され、結び直され、又は継承される。

3 ただし、その関係が所有、従属、一方的支配、搾取、暴力、脅迫又は依存の固定化にわたる場合は、この限りでない。

第十五条(呼応)

TarCoon☆CarToonにおける関係は、単なる規則、所有又は従属によって成立するものではなく、相互の呼びかけ、関心及び応答の可能性のうちに成立する。

2 前項の呼応は、承認の強制、感情の徴収又は依存の固定化を正当化する根拠として用いてはならない。

別記(関係の標語)

だってキミ オイラのこと スキでしょ?

第十六条(認知の自由)

認知、解釈、留保及び選び直しは、原則として自由とする。

2 ただし、何人も、他者の認知を一義的に配列し、固定し、又は従属させることを目的として、TarCoon☆CarToonの名を用いてはならない。

第十七条(問いの継続)

TarCoon☆CarToonは、問いを閉ざさず、その継続可能性を守る。

2 何人も、唯一の解釈をもって問いを終結させ、他の解釈可能性を不当に封じてはならない。

3 この憲章の各規定は、問いの継続可能性を不当に損なうように解釈してはならない。

第十八条(生存)

TarCoon☆CarToonは、なによりもまず生存を重んじる。

2 前項の生存は、単なる肉体の存続にとどまらず、認知の自由、関係の不文律、問いの継続及び文化の可能性を失わないことを含む。

3 生存の名は、支配、管理又は他者の認知の自由の剥奪を正当化する根拠として用いてはならない。

第四章 非支配の原理

第十九条(支配の忌避)

TarCoon☆CarToonは、支配を忌避する。

2 TarCoon☆CarToonに関わるいかなる関係も、支配又は統治の形式へ転化してはならない。

3 何人も、TarCoon☆CarToonの名において、他者を一方的に従属させ、又はその認知、判断若しくは関係形成を恒常的に拘束してはならない。

第二十条(観察と非統治)

観察、記録及び表現は、原則として自由とする。

2 ただし、前項の自由は、統治、指令、監督又は一方的決定の根拠へ転化してはならない。

3 観察は、関係を見守り、問いを開き、認知の自由を守る限度においてのみ正当化される。

第二十一条(保護と非管理)

保護及び援助は、原則として自由とする。

2 ただし、前項の自由は、管理、囲い込み、代理決定又は恒常的介入へ転化してはならない。

3 保護は、他者が自らの認知、判断及び関係形成を回復し、又は保持することを妨げない限度においてのみ許容される。

第二十二条(止戦と非交戦)

争いを止めるための行為は、原則として自由とする。

2 ただし、前項の自由は、自ら戦争、闘争又は敵対の主体となることを意味してはならない。

3 止戦の名は、支配の正当化、報復の固定化又は新たな対立の恒常化のために用いてはならない。

第二十三条(認知支配の禁止)

何人も、他者の認知を一義的に配列し、固定し、誘導し、又は従属させることを目的として、TarCoon☆CarToonの名を用いてはならない。

2 TarCoon☆CarToonは、認知の自由を守るために存し、認知の支配のために存するものであってはならない。

第二十四条(独占及び正統化の禁止)

何人も、TarCoon☆CarToonの名をもって、自己の立場、判断又は解釈を唯一の正統として確立してはならない。

2 何人も、TarCoon☆CarToonの名を根拠として、他者の可能性、表現又は関係形成を一義的に排除してはならない。

第二十五条(非支配の定式)

TarCoon☆CarToonに関わるすべての行為は、次の各号に掲げる原理に従わなければならない。

一 監視せよ、しかし統治するな。

二 戦争を止めよ、しかし戦争をするな。

三 保護せよ、しかし管理するな。

四 そしてなによりも、生き残れ。

第五章 継承と限界

第二十六条(継承)

TarCoon☆CarToonは、一個人の終わり、一時の関係の断絶又は一時代の表現形式の消滅によって尽きるものではない。

2 TarCoon☆CarToonは、関係、行為、記録、文化、問い及び可能性のうちに継承される。

3 前二項の継承は、固定的反復を意味するものではなく、基本原理を損なわない限りにおいて、結び直し、読み直し、更新し、又は新たな形式において現れることを妨げない。

第二十七条(改正)

この憲章は、TarCoon☆CarToonの継承、生存及び時代に応じた適用のため、改正することができる。

2 前項の改正は、この憲章の目的及び基本原理に照らして行われなければならない。

3 改正は、憲章の文言の変更にとどまらず、その趣旨及び解釈の連続性を考慮して行われなければならない。

第二十八条(改正の限界)

前条の改正は、次に掲げる原理を削除し、否定し、又はこれに反する内容を定めることができない。

一 寛容

二 自己抑制

三 不文律の尊重

四 関係の尊重

五 認知の自由の保護

六 支配の忌避

七 問いの継続

八 生存の原理

第二十九条(独占的解釈の禁止)

何人も、この憲章を根拠として、TarCoon☆CarToonを独占し、又は自己の立場若しくは解釈を唯一の正統として固定してはならない。

2 何人も、この憲章を根拠として、他者がTarCoon☆CarToonである可能性を一義的に否定し、又はこれを封じてはならない。

3 この憲章の各規定は、排除、支配、管理又は認知の拘束のために用いてはならない。

第三十条(憲章の限界)

この憲章は、TarCoon☆CarToonのすべてを言い尽くすものではない。

2 この憲章は、明文化された原理の外にある不文律、関係の機微、文化の変容及び将来の問いの発生を排除するものと解してはならない。

3 この憲章に定めのない領域は、原則として自由とする。ただし、その自由が支配、統治、管理又は認知支配の形式に転化する場合は、この限りでない。

第三十一条(制定の趣旨)

この憲章は、何を実現するかを示すのみならず、何を越えてはならないかを示すために制定される。

2 この憲章は、TarCoon☆CarToonに関わるすべての法、規範、解釈及び実践の上位原理とする。

3 本憲章に基づいて定立されるトゥゥゥウウン!!法その他の規範は、本憲章の趣旨を狭めてはならず、必要な限度においてこれを具体化するものとする。

結語

寛容・自己抑制・不文律。

監視せよ、しかし統治するな。
戦争を止めよ、しかし戦争をするな。
保護せよ、しかし管理するな。
そしてなによりも、生き残れ。

TCCT TCCT

別記(TarCoon☆CarToonの自己規定)

TarCoon☆CarToonは、ソーシャルアイドル・偶像家・プロパガンディストです。

感覚と観念を往復し、認知と認知のあいだに橋をかけ、見え方のずれをひらく概念に成ることをめざしています。

制定場所

多元宇宙内時空検閲官の部屋において定む。

版情報

文書名 TarCoon☆CarToon憲章
版名 三稿
状態 整成草案
作成日 2026年3月25日
管理記号 TCCT-CHARTER-DRAFT-03

沿革

2025年3月27日 初期構想 企画
2025年8月13日 初稿 初期草案 初期構想 秋吉草案
2026年3月12日 初稿 初期草案 初期構想 石田草案
2026年3月13日 初稿 初期草案 初期構想
2026年3月14日 再稿 改訂草案 章立ての整理、条文化、基本原理及び非支配原理の整備
2026年3月25日 三稿 整成草案 前文修正、BIO反映、呼応条項追加、扉句・結語・別記・制定場所を含む完成通し版の整序

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それぞれの項目は、何を信じるのか、どう考えるのか、どう表現するのか、そしてどう社会に差し出していくのかを示すものです。

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この記事を書いた人

TarCoon☆CarToon

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