んなわけで、後悔しないように最終日に滑り込みで見てきましたよーっと。ルーブル美術館展に行った時に同時に見ようと思っていたけれども時間の都合で断念したのでどうしても見ておきたかったのです。
結論は、行ってよかった。
というか、何度も行くべきだったと後悔したんよね。
美術の教科書に載っている有名な絵だからとりあえず見ておこうと思ったのだけれども、これ程までに最近おいらが興味を持って熱心に見聞きしていた、ものの認知の話と合致するとは思わなかったからです。(それはまぁ、おいらがそう思いたいからなのかもしれないけどね…)
マグリット展
■会 場:京都市美術館
■期 間:2015年 7月11日(土)~10月12日(月・祝)
■時 間:9:00~17:00まで (入場は閉館30分前まで)
■観覧料:大人 1,600円 高大生 1,100円 小中生 600円
認知のズレが狂気や不可思議さや面白さを生む。
挿絵入りテキスト『言葉とイメージ』というのがあるのだけれど、これが面白いの!
(これはパイプではない)と書かれているけど、どう見たってパイプなのよ!
でもねこの絵が示しているのは、『パイプに見えるだろ?でもこれは絵なんだぜ』ってことなんよね。
おいらはこれを見てマグリットは認知と戦おうとしているのではないかと思ったのよね。
言葉では描かれているイメージを示しながら、イメージはその言葉ではない。
この「存在」と「実在するもの」とを区別しようとしているような作風から古代インド思想の“ヴァイシェーシカ哲学”を感じさせるし、論理的に見えるということと認識している状態を示そうとしているようにも感じるんよ。
おいらにとってはこの体験が衝撃的で、ナーガールジュナの中論を思い出しちゃったんよ。(それはまぁ、おいらがそう思いたいからなのかもしれないけどね…)
言葉とイメージ Ⅰ #Magritte #art
TAKAMASA TASHIMAさん(@tkms_all4a)が投稿した写真 –
言葉でもイメージでもそうだけれども、無意識の何かを表そうとはしたのではないからこそ、無意識に抑圧している何かが出てきてしまうというのはよくあると思うんよね。
この、思い通りにいかない様がマグリットの絵に現れていて面白いんだろうなぁ。
あと、展示の冒頭で14歳の時に母親が自殺で亡くなったということが書かれていたのだけれども、マグリット自信がこのような絵が描くのはそこに原因があるのではなくて、母親と同じ気質故に書いているのではないかと思うことがある。
そういった気質はわかる人にしかわからない。
#芸術の秋 だよ! #京都市美術館 でやっている #マグリット展 #本日最終日 #Magritte #art
TAKAMASA TASHIMAさん(@tkms_all4a)が投稿した写真 –
バイチュ〜♪ (。^3^)ノシ⌒★
つ づ く