TarCoon☆NetWorkとは何か? ──接続を育てるための ネットワーク

いま必要なのは、ただ人を集めることではありません。
フォロワー数や登録者数のような見えやすい数字が力を持つ時代において、本当に失われやすいのは、切れずに残る関係や、また戻ってこられる接続の回路です。
人は多くつながっているように見えて、その実、どこにも根を下ろせず、誰の声を信じればよいのかも分からないまま、強い言葉と速い反応に流されやすくなっています。
問題は、つながりが増えているようでいて、信頼や再接続の足場そのものが痩せていくことです。
だからこそ今、本当に必要なのは、人を一色に染める共同体ではなく、異なるままでつながり続けられる ネットワーク です。

TarCoon☆NetWorkは、人数の多さや強い結束を誇るための場ではなく、TarCoon☆CarToonを媒介として、人と人、人と場、場と場を、統治ではなく接続によって結び続けるためのネットワークです。
この記事では、TarCoon☆NetWorkがなぜ「コミュニティ」ではなく「ネットワーク」なのか、その構造と価値、そして認知戦の時代においてどのような役割を果たしうるのかを整理していきます。

この記事で伝えたいこと
  • TarCoon☆NetWorkは、ただの集まりではなく、TarCoon☆CarToonを中心にした「接続の場」であること。
  • このネットワークの価値は、人数よりも「切れずに残る関係」と「また戻ってこられること」にあること。
  • 認知戦の時代だからこそ、TarCoon☆NetWorkのような小さくても持続する接続の回路が必要になること。

コミュニティではなく、接続を育てるための ネットワーク

TarCoon☆NetWorkについて考えるとき、まず大事なのは、これを普通の意味での「コミュニティ」と同じものとして見ないことです。

世の中で コミュニティ という言葉が使われるとき、多くの場合それは、メンバー同士が横につながり合い、ある程度自律的に続いていく集まりを指しています。中心人物がいなくなっても、なんとなく場が残り、関係が続いていく。そういうものが、一般的なコミュニティのイメージだと思います。

けれど、TarCoon☆NetWorkは少し違います。
その名が示す通り、これはまず「コミュニティ」というより「ネットワーク」です。
しかもそれは、ただ人脈が広がっているという意味でのネットワークではありません。TarCoon☆NetWorkは、TarCoon☆CarToonという存在を媒介として、人と人、人と場、場と場がゆるやかにつながっていくためのネットワークです。

つまりここでは、メンバー同士が均一に結束していることよりも、TarCoon☆CarToonというひとつの結節点を通じて、多様な人たちがそれぞれの距離感のまま接続されていることの方が重要になります。

なぜ「コミュニティ」ではなく「 ネットワーク 」なのか

TarCoon☆NetWorkは、その構造上、どうしてもTarCoon☆CarToonに集約されます。
入口が違っても、窓口がいくつあっても、最終的にはTarCoon☆CarToonとの接続を軸にして関係が成り立っている。これは隠すべきことではなく、この ネットワーク の本質です。

普通のコミュニティなら、メンバー同士が自然に横につながり、中心がいなくてもある程度続いていくことが理想とされるかもしれません。けれどTarCoon☆NetWorkは、最初からそういうものとして生まれたわけではありません。ここではまず、TarCoon☆CarToonという語り、ふるまい、思想、空気に接続することが起点になり、そこから人や場への接続が少しずつ広がっていきます。

だからTarCoon☆NetWorkは、完全に自律した共同体というより、人格を媒介として成立するネットワークと考えた方がしっくりきます。

中心に集約されることは弱さでもあり、価値でもある

もちろん、これは弱さでもあります。
中心に依存する以上、TarCoon☆CarToonが動かなければ、全体も静かになりやすい。メンバー同士の横のつながりが十分に育たなければ、自走する共同体にはなりにくい。

でも同時に、これはTarCoon☆NetWorkの固有の価値でもあります。
なぜなら、この中心性は、誰かを管理したり統治したりするためのものではないからです。TarCoon☆CarToonが掲げてきたのは、「観測するが統治しない」「保護するが管理しない」という姿勢でした。TarCoon☆NetWorkの中心性もまた、その延長線上にあります。

TarCoon☆CarToonは「支配の中心」ではなく「媒介の中心」

ここでの中心は、支配の中心ではなく、媒介の中心です。

異なる人たち、異なる場、異なる温度感を、無理にひとつにまとめあげるのではなく、それぞれをそれぞれのまま接続させるための結節点。それがTarCoon☆CarToonであり、TarCoon☆NetWorkの中心性の意味です。

重なり合う接続には価値がある

TarCoon☆NetWorkのもうひとつの特徴は、ひとつの場所だけで完結していないことです。

現代のネット空間では、ひとつのプラットフォームに依存したつながりはとても不安定です。サービスの仕様が変われば空気も変わるし、通知の届き方も変わる。アルゴリズムが変われば、見えていたものが見えなくなることもある。どれほど人が集まっていても、場が変われば関係ごと薄れてしまうことは珍しくありません。

その意味で、複数の窓口や場にまたがって接続が残っていることは、単なる重複ではありません。むしろそれは、関係の厚みです。

接続の重なりは、人数の水増しではなく「関係の厚み」

ひとつの経路でしかつながっていない関係は、その経路が切れたときに消えやすい。けれど複数の回路を通じてつながっている関係は、どこかひとつが途切れても、別のところからまた届く可能性が残る。この冗長性は、今の時代にはとても大事です。
だからTarCoon☆NetWorkでは、人数そのものよりも、接続がどのように重なり、どのように残り、どのように再び届くかの方が重要になります。
たくさん集まっていることより、切れずに残っていること。
強く結束していることより、別々のままでも再接続できること。
そこに価値があります。

TarCoon☆NetWorkは、全員に同じ熱量を求めない

TarCoon☆NetWorkは、すべての人に同じ関わり方を求める場でもありません。
いつも前に出る人もいれば、静かに見守る人もいる。
しばらく離れてから、またふいに戻ってくる人もいる。
深く関わる時期もあれば、遠くから見ているだけの時期もある。
こうした差を、「温度差」として否定するのではなく、そのまま抱えたまま続いていくこと。これもTarCoon☆NetWorkの大きな特徴です。

参加を強制するのではなく、戻ってこられることを大切にする

強い共同体は、一体感を生みやすいかわりに、同じ熱量を求めがちです。場にい続けることや、反応し続けることが、暗黙の参加条件になってしまうこともある。そうなると、場は濃くなるけれど、同時に疲れやすくもなります。

TarCoon☆NetWorkが大切にしたいのは、そういう息苦しさではありません。
ここで目指しているのは、全員を同じ方向へ動かすことではなく、離れても、また戻ってこられることです。
ずっと前にいなくてもいい。
いつも同じ熱量でいなくてもいい。
それでも関係が完全には切れず、また必要なときに届きうる。
そういう再接続可能性こそ、このネットワークの大事な性質です。

TarCoon☆NetWorkの考え方は、研究の流れともつながっている

こうした考え方は、感覚的な話だけではありません。社会関係資本論や ネットワーク 研究の中にも、かなり近い議論があります。

たとえば、強い関係は支えや信頼を生みやすい一方で、弱い関係は新しい情報や機会を運んでくる、という古典的な議論があります。また、オンライン上のつながりに関する研究では、濃い結びつきだけでなく、かつて属していた場との関係が切れずに残ることにも価値があるとされています。ずっと活発でなくても、戻ってこられる回路が残っていること自体が、社会的な資本になりうるという考え方です。

さらに近年のネットワーク研究では、人間関係は単一の関係だけでは捉えられず、友人関係、仕事関係、対面での接触、オンラインでの接触など、複数の層が重なりながら成り立っていると考えられています。人はひとつの共同体だけに所属しているわけではなく、複数の場にまたがって生きている。その重なりそのものを大事な構造として見る研究も進んでいます。

TarCoon☆NetWorkが重視している「重なり合う接続」や「戻ってこられる関係」は、こうした研究とも響き合うものです。
つまりこれは、ただの情緒や感覚の話ではなく、現代的な関係のあり方を考えるうえで、かなり筋の通った考え方でもあるわけです。

認知戦の時代に、何が失われているのか

いまは、単に情報が多い時代ではありません。
何を本当だと思うのか。
誰を信じるのか。
何を現実だと感じるのか。
その判断の土台そのものが揺さぶられる時代です。

こうした状況は「認知戦」と呼ばれることがあります。けれど、ここで問題なのは、単に誤情報や偽情報が流れることだけではありません。本当に怖いのは、落ち着いて確かめるための足場が失われることです。
誰の声として届いているのかが見えなくなる。
急いで反応することばかりが求められる。
強い言葉や、敵味方を分ける言葉ばかりが優位になる。
その中で、人は少しずつ、自分の判断の置き場所を失っていく。

失われるのは「正しさ」だけではありません。
むしろもっと手前の、判断のための足場信頼の回路関係をつなぎ直す余白が削られていくことの方が深刻です。

認知戦の時代に、TarCoon☆NetWorkが担いうる役割

そうした時代において、TarCoon☆NetWorkが担いうる役割は何か。
それは、大衆を一方向に動員することではありません。
唯一の正しさを配ることでもありません。
TarCoon☆NetWorkができるのは、もっと局所的で、もっと小さいことです。
けれど、その小ささには意味があります。

1. 信頼の回路を残すこと

匿名的な情報の流通が強くなるほど、誰の声として届いたのかが見えにくくなります。そうした中で、人格的な媒介を持つネットワークは、「どこから来たのか分からない情報」ではなく、「誰を通じて届いたのかが分かる情報」を残すことができます。これは、今の時代においてかなり重要なことです。

2. 再接続のインフラになること

分断や疲弊が進む時代には、一度離れた人が戻ってこられる場の存在が大事になります。ずっといなければならない場ではなく、しばらく離れていても、またつながり直せる場。TarCoon☆NetWorkは、そういう意味でのインフラになりえます。

3. 解釈の速度を落とすこと

今の情報空間では、速く反応すること、強く反応することが評価されやすい。けれど、本当に必要なのは、少し立ち止まることかもしれません。「それは本当か」「どこから来た話なのか」「いったん見直そう」と言える場を持つこと。TarCoon☆NetWorkは、そうした減速のための回路にもなりえます。

認知戦に「勝つ」ためではなく、認知戦に「回収されない」ために

大事なのは、TarCoon☆NetWorkが「認知戦に勝つための装置」になる必要はない、ということです。むしろ危険なのは、認知戦への対抗を口実に、自分たち自身がまた別の認知戦装置になってしまうことです。
TarCoon☆NetWorkが守りたいのは、人を一色に染めることではありません。
異なる人たちが異なるままで、なお接続され続けること。
そのための、ゆるやかで持続的な回路を残すことです。

TarCoon☆NetWorkが社会にできること

TarCoon☆NetWorkの社会的な価値は、規模の大きさだけで測られるものではありません。むしろ、その価値は接続様式の質にあります。
それは、無名化されやすい情報流通のなかで、信頼の回路を残すことかもしれません。
分断が進む社会のなかで、再接続可能な余白を保つことかもしれません。
制度や命令ではなく、ふるまいや記憶や気遣いによって支えられる、小さな文化圏を育てることかもしれません。
あるいは、中心を持ちながらも、それを支配ではなく媒介のために使うという、別の社会モデルを示すことかもしれません。
TarCoon☆NetWorkは、完成された共同体ではありません。
けれどだからこそ、閉じきらない。
中心を持ちながらも、統治しきらない。
つながりを持ちながらも、同じものになりきらない。
それは、少し不安定で、少し曖昧で、けれど今の時代には必要な形かもしれません。

TarCoon☆NetWorkが目指しているもの

TarCoon☆NetWorkとは、単なる人脈の集まりではありません。
また、誰もが同じ熱量で所属する共同体でもありません。
それは、TarCoon☆CarToonという人格を媒介として、多様な人々と場を、統治ではなく接続によって結び続けるためのネットワークです。
その価値は、人数の多さや強い結束だけにあるのではなく、
どれだけ多くの関係が、異なるままで重なり合い、必要なときに再び届きうるかにあります。
認知戦の時代において、世界を一気に変えることはできないかもしれない。
けれど、人が壊れ切らないための小さな回路を残すことはできるかもしれない。
TarCoon☆NetWorkが目指しているのは、そういう接続のかたちです。

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この記事を書いた人

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