読むことは、触れないものに触れることです。
存在しているのに、そこにいない。言葉になっているのに、意味が逃げていく。
そんな“不在の現前”をめぐって、TarCoon☆CarToonが本棚をひらきました。
このページでは、「ISNOWHERE(イズノウィア)」という語に込められた思想を手がかりに、
TarCoon☆CarToonが寄稿した本や繰り返し読み返してきた愛読書たちを紹介しています。
すべては、読むことでしか「ここ」に現れないものたち。
読むという行為そのものが、意味の生成であり、沈黙への応答であるとするならば──
この本棚はきっと、あなた自身の“問い”とどこかで呼応する場所になるはずです。
どうぞ、本を手にとってください。
そこにいるのに、どこにもいない。どこにもないのに、ここにある。
それが、ISNOWHEREという思想です。
ISNOWHEREとは何か?
「ISNOWHERE」という綴りは、分け方によって複数の意味を含みます。
IS NOW HERE(イズ・ナウ・ヒア-いま、ここに在る)
IS NOWHERE(イズ・ノウウェア-どこにもない)
IS W / NO HERE(問いの断片と、場所の否定)
この言葉遊びは単なる言語のトリックではなく、TarCoon☆CarToonにとっての“存在”と“読書”をめぐる思想の核です。
本は、棚にあるだけでは「不在の在庫」に過ぎません。
けれども誰かがそれを手に取り、ページをめくることで、
その言葉は「いま・ここ」に現れ、「あなたの思考」と何かしらの化学反応を起こします。
TarCoon☆CarToonは、そのような読書を「現前の装置」と呼びます。
在ること、無いこと、そして在るふり──
その曖昧な輪郭を探ることこそが、TarCoon☆CarToonが本に寄せる姿勢です。
ISNOWHEREシリーズ
ISNOWHERE(イズノウィア)は、
TarCoon☆CarToonが自分の寄稿が掲載された書籍や、
思想的に影響を受けた本・大切に読み返してきた本に、
オリジナルのカバーをかけて再構成した、本のシリーズ名です。
どの本にも、表紙には「ISNOWHERE」とだけ書かれており、
中身が何なのかは、くり抜かれた小さな窓から覗くチェキ写真と、
あなたが実際にページをめくることでしかわかりません。
つまり──
この本たちは「読むこと」で初めて“ここに在る”ものになる。
そんな考えのもと、TarCoon☆CarToonの作品の一部として生まれ変わった本たちです。

書くこと・読むことは、誰のものでもない声を編むこと
「読むとは、声をいったん手放すこと。
書くとは、その手放した声に、自らの輪郭を借りること。」
TarCoon☆CarToonは、このように語ります。
本とは、誰かの明確な思想を伝える“所有された言葉”ではなく、
読む者の中でふたたび揺れ動き、ズレ、反響しながら意味を生成する場なのです。
『ISNOWHERE』というシリーズは、その思想をかたちにするための小さな実験場です。
本はどこにもない。だから、ここにある。
このページでは、TarCoon☆CarToonが寄稿した本と、くり返し読み返してきた愛読書を、
「ISNOWHERE」シリーズとして紹介・販売しています。
どれも、本棚に眠っていたものばかりです。
誰かの手から手へと渡り、記憶をこぼしながら、もう一度「読む」という行為を待っていた本たち。
TarCoon☆CarToonによる寄稿のある書籍には、読みながら考え、考えながら書いた痕跡が残されています。
TarCoon☆CarToonの愛読書たちには、その思考を支えた無数の沈黙が折りたたまれています。
いずれも、あなたがページを開いた瞬間にだけ、「いま・ここ」に現れます。
ISNOWHEREの本棚は、“読むという行為”を媒介にしてのみ立ち上がる装置なのです。
レンタルボックス連動:ISNOWHEREの本棚
このプロジェクトは、TarCoon☆CarToonが参加する物理的なレンタルボックスとも連動しています。
ボックスには、以下の2種類の本が並びます:
- TarCoon☆CarToonが寄稿した書籍
- TarCoon☆CarToonが愛読した中古本/絶版本/思想書など




読書とは、“誰か”の声が“あなた”の沈黙に触れること
TarCoon☆CarToonにとって、本は「意味を伝える道具」ではなく、
「誰にもなりきれない声の断片」を浮かび上がらせるための媒体(メディア)です。
ISNOWHEREとは、「どこにもない」という不在性と、
「いまここにある」という現前性の、二重露光のような構造をもった思想シリーズです。
あなたの問いと、誰かの声とが出会う場所として、
この本棚が静かに存在していることを、心から願っています。
ISNOWHERE BOOK LIST
📖 [TarCoon☆CarToonの愛読書(中古/絶版含む)]
📖 [TarCoon☆CarToon寄稿本一覧]
📦 [レンタルボックス設置場所・ONthe UMED]








大阪梅田駅から行く場合
【JR大阪駅より徒歩】JR西日本 大阪駅より徒歩5分。
大阪の地下街WhityうめだのE58階段をでてから東へ歩くとスグです。
住所 | 〒530-0057 大阪府大阪市北区曾根崎2丁目16−19 メッセージ梅田ビル 1階 |
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