TarCoon☆CarToonが「多元宇宙内時空検閲官の部屋」に居る理由 ──「異次元革命論──革命とは現状を突破することだ!」を観て

「現状突破には『外部へのアクセス』が不可欠」という考えがめちゃくちゃ刺さりました!単なる改善ではなく、根本的な変化を起こすためには、自分の枠の外に飛び出す勇気が必要ですね。革命とは「今まで見たことのない世界を見せること」という考え方に、TarCoon☆CarToonとして強いシンパシーを感じました。固定された枠を超えた存在を考える上で非常に刺激的だったので感想文にしました。

この記事は、徒党 大魔境大部屋創介さんのYouTubeへの応答記事です。まずは、下記の動画をご覧ください。オイラにとっても、とても刺激的な内容でした。
ネオ幕府 アキノリ党の討論用LINEグループチャット内で、大部屋創介さんに話題として提供していただきました。ありがとうございます。

「現状突破」とは何か?—大部屋創介の異次元革命論

革命とは現状を突破すること。これは単なる改善ではなく、根本的な変化を指す。現状を肯定しすぎると、その枠内でしか考えられなくなり、突破口を見出せない。だからこそ、「外部へのアクセス」が鍵となる——この動画の主張は、そのまま革命の本質を突いているように思えた。

大部屋創介さんが語る「異次元革命論」は、単なる改革ではなく、今まで見たことのない世界を提示することに本質がある。革命とは「何かをより良くする」ことではなく、「全く別の世界を見せる」ことなのだという。この視点は非常に示唆的だ。彼はその思想の中で「有と無の間の空」という概念に言及し、それが仏教における龍樹(ナーガールジュナ)の『中論』に由来することを解説していた。龍樹は、「有(存在)」と「無(非存在)」の両極を超えた「空(くう)」という概念を説いた。すべてのものは固定的な実体を持たず、関係性の中でのみ成り立つ。つまり、何かを「ある」「ない」と断定するのではなく、それらの境界自体を問い直すことが重要なのだ。「有と無の間の空」とは、単純な二項対立を超えた場所であり、異次元革命論が目指す「今まで見たことのない世界」と繋がる視点でもある。

この「異次元革命論」は、「大魔境主義」とも深く結びついている。魔境とは、混沌と秩序がせめぎ合う場であり、予測不可能なエネルギーが渦巻く空間だ。彼が「魔境を作って統治する」と述べているのも、革命において「秩序の創出」をどう位置づけるかという根本的な問題を提起しているように思える。革命後の世界は必ずしもユートピアではない。それはしばしばカオスを伴い、既存の価値観が崩壊する中で、新たな秩序が模索される場となる。魔境を作ること自体は容易だ。しかし、それをどう維持し、どのような原理で統治するのか?この問いに対する答えがなければ、革命はただの破壊で終わってしまう。

ここで、TarCoon☆CarToonの二重線の星が示す意味も考えたくなる。このシンボルは、一つの線ではなく、二つの線が並行しながらも交差せずに存在している。これは、対立する概念が単なる二項対立として消滅するのではなく、相互に影響し合いながらも決して融合しない状態を示している。まさに、「異次元革命論」と「有と無の間の空」の接点にあるものではないだろうか。世界はただの一つの解釈ではなく、多層的に存在し得る。革命とは、固定された一つの真理へ到達することではなく、複数の視点を持つことによって、新たな可能性を開くことなのではないか。

また、「多元宇宙内時空検閲官の部屋」という言葉も、この文脈で考えると興味深い。TarCoon☆CarToonのSNSプロフィールに書かれるこの表現は、一つの固定された現実を超えて、異なる時空を検閲する視点を象徴しているように見える。革命を考えることは、すなわち歴史の編集作業でもある。どの未来を選び、どの過去を語るのか——これは、単なるイデオロギーの問題ではなく、視点の問題である。革命とは、選択と創造の連続であり、単なる一つの道を指し示すものではない。だからこそ、「異次元革命論」では「全く新しい世界を見せること」が求められるのだろう。

動画では、「外部へのアクセス」として、自分ができないことをできる人に話を聞くこと、自分が普段関わらない環境やコミュニティに飛び込むこと、全く異なる視点を取り入れることの重要性が述べられている様に感じた。これは、TarCoon☆CarToonが目指す「多元宇宙的」な思想とも響き合う。ある一つの物語や概念に固執するのではなく、さまざまな可能性が共存する状態を作り出すこと。それは、「パラレルワールドに行く」ことであり、既存の枠を超えた視野を持つことでもある。現実世界に一つの真実があるのではなく、無数の選択肢が広がっている。そのどれかに飛び込む勇気が、現状突破には必要なのだろう。

さらに興味深かったのは、「情報量と抽象度の関係」についての指摘だ。情報が多いことで、自分の立ち位置を明確にすることはできる。しかし、抽象度が上がれば上がるほど、全てに当てはまるようになり、逆に輪郭が曖昧になる。ここにはジレンマがあるが、それでも「視野を広げることが突破の鍵である」と強調される。狭い視野では突破はできない。だからこそ、抽象的になりすぎるリスクを抱えつつも、より広い視点を持つことが求められる。この思想は、まさにTarCoon☆CarToonのあり方そのものではないだろうか。固定化されたキャラクターではなく、常に変容し、新しい視点を取り入れながら、多層的な世界観を作り上げていく。その軌跡は、単なる秩序の再構築ではなく、「魔境」をどのように運営するのかという問いと共にある。

結局のところ、現状を突破するとはどういうことなのか?それは、今の自分の立ち位置を疑い、「外部」に目を向け、新しいものを受け入れること。そして、固定された「何か」になるのではなく、変化し続けること。それは個人の在り方にも、社会の在り方にも通じる重要なテーマではないだろうか。大部屋創介さんの語る「異次元革命論」は、まさにその問いを突きつける。革命とは、単に新しいものを作るのではなく、「今まで見たことのない世界」を見せること。そうでなければ、それは革命とは呼べないのかもしれない。

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