週刊キャプロア出版(第18号): おっぱいと電子書籍
¥300
母親が日々繰り返す授乳という営みは、あまりに当たり前のこととして見過ごされがちだ。しかしその実態は、想像を超える労力と忍耐に支えられている。「電子書籍を出せてすごい」とは言われても、「おっぱいを出せてすごい」とは誰も言わない。その違和感から、本号のテーマは生まれた。
リーダーを務めるのは、自ら「おっぱいさん」と名乗り、授乳の尊さや母親の努力を発信してきた一人の母親である。電子書籍の執筆・編集を独力でやり遂げた経験と、日常の中で数千回に及ぶ授乳を続けてきた体験。その両方を重ね合わせ、「おっぱい」と「出版」を並べることで、新たな意味が浮かび上がる。
本号には、多様な書き手による「おっぱい」の話と、電子書籍出版のノウハウが交錯して収められている。母親の営みを讃えることと、誰もが本を出せる時代を実感すること。二つの側面が重なり合うことで、読者は「生」と「表現」の両方に新しいまなざしを向けるだろう。
説明
「電子書籍を出せるなんてすごい!」と色んな人に言われるが「おっぱい出せてすごいね!」とは言われたことが一度もない。 私は授乳中の母親だ。子どもを産んでから一日に何度もおっぱいを出してきた。合計すると数千回。約四年間。子育てに対して興味も知識もなかった私は子育てや授乳の大変さに驚いた。母親はこんなに大変なことを毎日やっているのに誰からも褒めてはもらえない。特におっぱいは軽く見られることが多い。母親やおっぱいのすごさをもっと広く伝えたいと思った。そこで、私はVALUというSNSで「おっぱいさん」と名乗りおっぱい啓蒙活動を始めた。
初めは面白半分でVALUで出会った人達と「電子書籍を一緒に創る企画」に参加していた。毎回おっぱいの話を寄稿するうちに、自分だけで書いた本「おっぱいのすべて」を出版したくなった。一ヶ月半毎日寝る前の二時間だけスマホで執筆。編集は2万円台のノートPCを使って全てフリーソフトで一人で調べながらやった。結果、思い立って約3ヶ月後、電子書籍と紙の本を無事に出版出来た。なんて簡単なんだろう。本を出したと言うと「すごい」と言われるが、全然すごくないし誰でも出来る作業だと思った。
おっぱい出すのは大変だ、でも本を出すのは簡単だ。両方とも伝えたくなった。そしてみんなで本を出すこの組織「週刊キャプロア出版」についても知って欲しい。そんな想いで18号リーダーに手を挙げた。リーダーになると本のテーマや構成を自由に決めることができる。色んな人のおっぱい話や出版ノウハウが詰まったこの本が誰かの役に立つことを強く願う。
週刊キャプロア出版とは?
書籍情報
形式: Kindle版
登録情報
- ASIN : B07H8VD5FM
- 発売日 : 2018/9/11
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 8.6 MB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 156ページ
レビュー
レビューはまだありません。