週刊キャプロア出版(第14・15合併号): 平成最後の〇〇

¥300

昭和から平成への移り変わりを子どもとして経験した世代が、いま大人として迎えるのは、前例のない「明るい改元」である。昭和の終わりには、言葉にできない緊張と重苦しい沈黙が社会を覆っていた。しかし平成の終わりは違う。すでに期日が定められ、誰もが「平成最後の夏」「平成最後の桜」と口にしながら、惜しみつつも祝祭のような高揚感を共有できる。

本号『平成最後の〇〇』は、その時代ならではの空気を捉え、書き手それぞれが自らの視点から「平成」を掬い取り、言葉として記録する試みである。懐古と感傷、ユーモアと讃歌が交錯するなかに、ひとつの時代を見送る私たちの姿が映し出される。

平成という元号の終わりをどのように語り、どのように祝うのか。――本書は、その問いかけに応答する一冊である。

説明

最初に言っておく。平成の終わりは祭りで締めるべきである。

自分は、今年で40歳になった。昭和の終わりを、子供ながらに体験している年齢だ。
テレビのニュース速報が、頻繁に流れていたのをよく覚えている。
昭和天皇のご容態悪化で、下血が起こるたびにニュース速報が流れていた。そのあまりの頻度に、「また下血のニュースか」とウンザリしていた。
それでも、昭和が終わる過程において、昭和が終わりそうだとは公には言えない空気だった。
元号が変わることは、天皇の死と直結しており、それを口に出すのはタブーだった。

さて、自分が言うまでもないかもしれないが。
平成31年4月30日をもって、平成が終了することは既に決定している。
平成という元号が終わることについて、何の気兼ねもなく語って良い。
これは、今まで誰も経験したことがない、未知の開放感の中にいるのではなかろうか。

今はまさに「平成最後の夏」の真っ最中だ。
そして、「平成最後の秋」が来て、「平成最後の冬」が来る。
「平成最後の春」に、「平成最後の桜」を眺めてから、「平成最後の日」を迎えるはずだ。
これは平成最後祭りのオンパレードだ。高揚感をもっと表に出していこう。
HEY! SAY! SAIGO! SAIKOU! 最高!!!と、高らかに声を上げようじゃないか。

あっ、これ書いててふと思ったけど。HEY! SAY! JUMPって、元号が変わると名前変わるの?

週刊キャプロア出版とは?

誰もが参加できるティールな出版グループ、キャプロア出版は上下関係も、売上目標も、予算もない!?従来のアプローチにない新しい試みから生まれたグループです。
出版に関する会議がFacebookのメッセンジャーグループ(キャプロア出版会議!)で交わされています。気軽なやりとりで、24時間いつでも好きな時間に発言が可能になっています。その時々のメンバーが気になった点を相談、新しいアイデアも議題として提出されます。そして、その時のタイミングで居合わせたメンバーによって会議が進行します。
出したい本を自分達で出せる組織がキャプロア出版。興味がある人はぜひご連絡ください。

書籍情報

週刊キャプロア出版編集部 (著), トリプロデューサー (著) 形式: Kindle版

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B07GFRNQX5
  • 発売日 ‏ : ‎ 2018/8/13
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 7.0 MB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 本の長さ ‏ : ‎ 108ページ

レビュー

レビューはまだありません。

“週刊キャプロア出版(第14・15合併号): 平成最後の〇〇” の口コミを投稿します

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA