0. 標語/Slogan

寛容 ∥ 自己抑制 ∥ 不文律
Watch, but do not govern.
stop war, but do not wage it.
protect, but do not control.
and first, survive!

I. 秘密結社とは何か(定義と守秘の範囲)

――定義と守秘の範囲――

秘密結社は秘密なので、名前は秘密です。
便宜上「秘密結社」と呼んでいます。

秘密結社は秘密なので、ここで詳細を話してはいけません。
秘密結社は秘密なので、ここで話したことから行動を推測されてもいけません。
秘密結社は秘密なので、メンバーが各々何をしているかは、メンバー同士であっても口外してはいけません。
秘密結社は秘密なので、メンバーが誰かは秘密です。

ただし、秘密は、暴力や排除の口実ではありません。
秘密は、人の尊厳と対話の安全を守るためにあります。

「行い」よりも「人」を見よ!

II. 徳の枠組み(人格基盤)

TarCoon☆CarToonの秘密結社は、徳倫理を核心に据えます。
古典の四元徳と、東アジアの五常、さらに現代的徳目を二重線(∥)で架橋します。

  • 節制 ∥ 欲望:自らを律し、欲望を正しく扱う。
  • 正義 ∥ 意志:利欲に囚われず、為すべきを為す。
  • 勇気 ∥ 理性:恐れに飲まれず、判断の光を失わない。
  • 知恵(智):道理を知り、学び続ける。
  • :他者を思いやり、関係を育む。
  • :マナーを守り、敬意を行為で示す。
  • :誠実・約束・真実。友情に厚く、言明を違えない。
  • 博愛/謙虚/信仰心:自他の有限性を認め、超えゆく営みに開かれる。

私たちは、“結果だけがすべて”という短絡を拒む。
徳は、ネットワークの血流であり、失えば共同体は壊死する。

III. 善き生=幸福の定義(eudaimonia の要約)

幸福は受け取るモノではなく、営むコトである。
私たちは次の要件を、善き生の指標として共有します。

  1. 活動性:人は選び、働きかける。幸福は行為としての生に宿る。
    • 幸福は活動的な生でなければならない。人間は選択し行為することによって生きるのだから、幸福はその種の善き生でなければならない。
  2. 内在性:幸福は自分の活動のうちにある。他人は与えも奪いもできない。
    • 幸福は自分の活動のうちにあるものでなければならない。幸福は、自分の人生で自分が行うことによって決まるのであって、他の誰かが行うことによって決まるのではない。他者は幸福を与えることも奪い去ることもできないのである。
  3. 安定性:幸運の浮沈より、行為の習慣が幸福を支える。
    • 幸福は安定したものでなければならない。幸運というものが大きく揺れ動くこともあるのに対して、幸福は自分がどのように行為するかによって決まるのだから、幸運よりも安定している。
  4. 自体的善:手段ではなくそれ自体が善である。
    • 幸福はそれ自体で善きものでなければならない。幸福は、他の善きものを得る手段としてのみ善きもの(たとえばお金がそうである)とは種類が異なる。
  5. 究極性/包括性:他のすべては幸福のためにある。
    • 幸福は究極的ないし包括的でなければならない。幸福はそれ自体が目的となるような善きものであって、何か他のもののために幸福があるのではない。むしろ他のあらゆるものは幸福のためにある。
  6. 自足性:過剰な富や孤立ではなく、生に要る十分さ
    • 幸福は自足的でなければならない。幸福は究極的であるがゆえに、人生で望むことのできる最大のものである。ここでいう「自足的」とは、大きな富や権力を持っていることでも、他者の助けを必要としないということでもなく、生きるうえで必要なもの全てをもっていることを意味する。
  7. 人間らしさ:人間固有の充実(思考・関係・創造)を含む。
    • 幸福は他の生物にはない人間らしさを備えていなければならない。人間にとって善き生には、人間に特徴的な種類の充実が含まれるのである。

IV. 行動規範:4つの判断基準

意思決定は、共同体の未来を左右します。私たちは次の4基準を推奨します。

  1. 先に動く(First Rabbit)
    先行者は情報と学習の複利を得る。勇気は価値を先導する。
    •  先に動いた人の動向を見て、他者は「便乗」してくるものです。後から動いた人は少額の利益しか得られないことを知りましょう。ファーストラビットになることが大切です。勇気を持てるかが問われます。
  2. 正確で速い情報
    「先行は有利」だけで動くな。一次情報の精度取得の速さを両立せよ。
    • 「(①最初に動くこと)が有利」という情報だけから意思決定を行っていれば、悲惨なことになります。また、勝利の一報をつかむのが遅かった人は、”①最初に動くこと”で示したように利得が少なくなる。情報戦に負けないことが大切です。常にアンテナを張り続けれるかどうかが問われます。
  3. 一呼吸おいてオルタナ
    ひとつ思いついたら、反証・代替案を必ず検討する。自分の案に酔わない。
    • 「勝ったのか、じゃあ買おう」という安直な判断はせず、思いついた段階でそれを客観的に検討することが大切です。人は自分のアイデア、企画、ソリューションなどを過剰に信じやすいものです。いかにそこで批判的になれるかが問われます。
  4. 確信して“価値ある少数派”へ
    絶対の未来はない。検討を尽くし、確信を得たら覚悟をもって少数派に賭ける。逆張りはリスクだが、勝算ある逆張りは共同体に新径を開く。
    • 「絶対的に確かな未来」はありません。何を行うにしても常にリスクは存在します(今回なら「早馬の情報が誤りだった」というリスクはある。各種リスクの中でもかなり低い部類だが)。しかし、そこで意思決定を躊躇するのではなく、自分の中で一定検討を加え確信を持ったなら割り切ってその選択肢と心中することが大切です。特に「少数派」に逆張りすることは常にハイリスクだが、勝算のある逆張りは大きな勝利をもたらすものです。

「情報優位 × 思考の節度 × 少数派への責任ある賭け」
——これがTarCoon☆NetWorkの実装作法。

暴力や排除に至る前の、認識の作法

「言ってもわからないから殴るしかない」
という発想は、相手を矯正・制圧・管理する方向へ進む。
それは最終的に統治になる。
だから、その回路を存在させてはいけない。
ではどうするか。
無視するのではなく、そもそも自分の世界の秩序を左右する対象として認識しない。

V. 敵を知る:支配術の神話を解剖する

――恐怖・扇動・分断に呑まれないための批判的アーカイブ――

注意
ここからは、歴史的に流布してきた虚偽文書、差別的プロパガンダ、陰謀論的言説、そして人々を支配するために用いられてきた常套句を、敵を知るための資料として要約・再構成して展示します。

私たちは、ここに並べられた思想や手法を支持しません。
ここでいう「敵」とは、特定の民族・宗教・国籍・思想集団を指すものではありません。
敵とは、人間を恐怖で縛り、分断し、思考を奪い、他者を道具として扱う技法そのものです。

このアーカイブは、敵意を育てるためではなく、敵意がどのように作られるのかを見抜くためにあります。
通常ページからは、必要に応じて**ワンクッション(同意画面)**を挟みます。

5-1. 敵の手口を知る

支配の神話は、しばしば次のような顔をして現れます。

  • 「群衆は恐怖で従う」と決めつける
  • 「目的のためなら手段は正当化される」と語る
  • 教育やメディアを使い、人々の考える力を弱めようとする
  • 「自由」「平等」「博愛」などの美しい言葉を、扇動の道具として利用する
  • 戦争や対立を煽り、人々を疲弊させる
  • 秘密外交や密室の合意によって、責任の所在を曖昧にする
  • 若者の無力感・退廃・孤立を利用する
  • 陰謀論によって、世界を「敵/味方」の単純な構図に押し込める
  • 特定の集団に責任を押しつけ、怒りの矛先を操作する

これらは、世界の真実ではありません。
むしろ、世界を単純化し、人を動かしやすくするための語り口です。

支配術は、いつも「わかりやすさ」の顔をしてやってきます。
だからこそ、私たちはそのわかりやすさを疑わなければなりません。

世の中を支配している25ヶ条を知ること

  1. 人間を支配するには、暴力とテロリズムに訴えると最善の結果が得られる。 権力は力の中に存在している。
  2. 政治権力を奪取するには「リベラリズム」を説くだけで十分である。 そうすれば有権者は1つの思想のために自らの力、特権を手放すことになり、 その放棄された力、特権をかき集めて手中に収めればいい。
  3. 「金の力」はリベラルな支配者の権限を奪取した。 「自由」が「信仰」に置き換えられても、大衆にはどのようにして自由を享受すればいいのかわからない。 「自由」という思想を利用すれば「階級闘争」を生じさせることも可能だ。 そして勝者は必ず「我々の資金」を必要とするだろうから、計画さえ成功すれば、 既存政府が内敵に破壊されようが外敵に破壊されようが、それは重要問題ではない。
  4. 道徳律によって支配を行なう支配者は、自ら攻撃にさらされてその地位を追われかねないので、 熟達した政治家とは言えない。 最終目標に到達するために利用されるありとあらゆる手段を正当化できる。 率直さや正直さといった国民としての立派な資質は政治に支障をきたすから、 支配となろうとする者は狡賢さ、欺瞞に訴えなければならない。
  5. 我々の権利は力の中にある。私が見出している新たな権利とは、強者の権利によって攻撃する権利であり、 既存秩序、規律のすべてを粉砕し、既存のすべての制度を再構築する権利であり、 リベラリズムの中で自発的に放棄された権限に対する権利を我々に委ねた人々の主権者となる権利である。
  6. 我々の富の力は、いかなる狡賢さ、力によっても損なわれないような強さを獲得する時まで、 表面化しないよう保たれなければならない。 戦略計画の基本路線から逸れることは「何世紀にも及ぶ営為」を無にする危険性がある。
  7. 群集心理を利用して大衆に対する支配権を獲得すべきだ。 暴徒の力は無目的で、無意味で、論拠を持たないために、いかなる側の提案にも影響される。 独裁支配者だけが暴徒を有効に支配できる。
  8. 酒類、ドラッグ、退廃的道徳、あらゆる形態の悪徳を代理人を通じて組織的に利用することで、 諸国家の若者の道徳心を低下させなければならない。 賄賂もペテンも裏切り行為も、それが我々の目的達成に役立つのであれば、続けられなければならない。
  9. そうすることで服従と主権を確保できるなら、何がなんでも躊躇うことなく財産を奪い取る権利が自分達にはある。平和的征服の道を進む我々の国家は、盲従を生じさせる「恐怖」を維持するための目的に適う方策で置き換える権利を有する。
  10. 我々は「自由・平等・博愛」という言葉を大衆に教え込んだ最初の民族である。 今日に至るまで、この言葉は愚かな人々によって繰り返されてきた。 ゴイムは、賢者であると自称する者さえ、難解さゆえにこの言葉を理解できず、 その言葉の意味とその相互関係の対立に気づくことさえない。 これは我々の旗を掲げる軍隊を我々の指示と統制のもとに置く言葉である。 「自由・平等・博愛」のための場など自然界に存在しない。 ゴイムの自然発生的で世襲的な貴族社会の廃墟の上に、我々は金による貴族社会をつくりあげた。 それは我々の拠りどころ、すなわち富を参加資格とする貴族社会である。
  11. 自ら戦争を誘発しながら、敵対するどちらの側にも領土の獲得が生じない和平会議を主導しなければならない。 戦争は対立する双方の国家がさらに負債を抱え込み、我々の代理人の手中に落ちるよう主導されなければならない。
  12. 財を活用して、我々の要求に素直に従い、我々のゲームの駒となって、 正規の助言者として政府を陰で操ることを我々から任じられた学識と独創性を備えた人物に すぐ利用され得る候補者を選ばなければならない。 助言者として我々が任じる人物は、全世界の出来事を支配するために、 幼い頃から我々の考えに沿って育てられ、教育され、訓練された人物にすべきである。
  13. 誹謗、中傷、偽の情報を流したことでどのような波紋が広がろうと、 自らは姿を隠したまま、非難されることがないようにしなければならない。 そして、プールした金を活用し、大衆への情報の出口すべてを支配すべきである。
  14. 状況が悪化し、貧困と恐怖によって大衆が支配されたときには、常に代理人を表舞台に立たせ、 秩序を回復すべきときが来れば、犠牲者は犯罪者や責任能力のない人々の犠牲となったと解釈されるよう、 ことを進めなければならない。 計算済みの恐怖支配が実現した時点で、犯罪者や精神異常者を処刑すれば、 我々自身を抑圧された人々の救世主、労働者の擁護者として見せかけることができる。 実際のところ、我々の関心は正反対で…減らすこと、すなわちゴイムを殺害することにある。
  15. 我々の力を行使すれば、失業と飢えがつくりだされ、大衆にのしかかる。 そうすれば、自然発生的貴族社会にかつて与えられた以上に確実な資本の支配力が生じる。 代理人に暴徒を支配させることで、「暴徒」を利用して、行く手を阻むすべての人間を一掃することは可能である。
  16. フリーメーソンへの潜入については、自分たちの目的はその組織および秘密厳守のフリーメーソンから 提供されるものはすべて利用することである。 ブルー・フリーメーソン内部に自らの大東社を組織して破壊活動を実行しながら、 博愛主義の名のもとで、自らの活動の真の意味を隠すことは可能である。 大東社に参入するメンバーはすべて、勧誘活動のために、 そしてゴイムの間に無神論的唯物主義を広めるために利用されなければならない。 全世界を統治する我々の主権者が王座に就く日が来れば、 この同じ手が彼らの行く手を遮る可能性のあるすべてのものを払いのけることだろう。
  17. 代理人は仰々しい言い回し、大衆受けのするスローガンを生み出せるよう訓練されなければならない。 大衆には惜しみなく約束しなければならないからである。 約束された事と反対の事は、のちになれば常におこなえる。 「自由」と「解放」という言葉を使えば、ゴイムを煽って愛国心を駆りたて、 神の掟、自然の掟に逆らってでも戦うという気にさせることができる。 我々が支配権を得たら、神の名そのものが生きとし生ける者の辞書から消し去ることになる。
  18. 恐怖支配は、手っ取り早く大衆を服従させるもっとも安上がりな方法だ。
  19. 政治・経済・財政の助言者の仮面をかぶった我々の代理人が、 国家的および国際的出来事の背後に潜む“秘密権力”の正体が暴かれるのではないかと心配することなく、 我々の命令を実行できるよう、すべての戦争のあとには、秘密外交が主張されなければならない。 秘密外交によって、我々の代理人が関わらないかぎり、 諸国家は些細な個人的取り決めさえも結ぶことができないような支配権が確保されなければならない。
  20. 最終目標である世界政府に到達するためには、大規模の独占、 すなわちゴイムの中でも最も富ある者さえ我々に頼るほど、莫大な富の蓄積が必要とされるだろう。 ここにお集まりの皆さんは、経済通でいらっしゃるから、 こうして協力することの意味をあっさり計算されることと思います。
  21. ゴイムからその不動産、産業を奪うため、経済的な国家利益および投資に関する限り、 重税と不当競争を組み合わせてゴイムの経済破綻を引き起こさなければならない。 国際舞台においてゴイムが商売ができないように仕向けることは可能である。 つまりは原材料の巧みな支配、短時間労働および高賃金を求める組織的煽動運動の普及、 競争者の助成によってそれは実現できる。 賃金の増加で労働者が潤うことが決してないよう状況を管理しなければならない。
  22. 最終的には、我々の運動に尽くす少数の金持ち、および我々の利益を守る警察と兵士と、 プロレタリアートの大衆が残ればいい。 ゴイムに殺し合いをさせるため、大々規模の武装増強が開始されなければならない。
  23. 世界単一政府のメンバーは独裁者によって任命され、 科学者、経済学者、財政専門家、企業家、大金持ちの中から選出される。 実質的には万事、数字(カネ?)で解決がつく。
  24. 代理人はその誤りを我々が承知している理論、原則を教え込むことで、 社会の若年層の精神を惑わせて腐敗させる目的で、 あらゆる階級、あらゆるレベルの社会、政府に潜入しなければならない。
  25. 国家法および国際法については、いずれも変えるべきではなく、歪曲して最初はその法を覆い隠し、 やがては見えなくさせるような否定的解釈を行なうだけで、 現状のまま利用しつつ、ゴイムの文明を破壊しなければならない。 我々の究極の目的は法を調停で置き換えることである。 我々に対してゴイムが武装蜂起するのではないかと、皆さんはお考えになるかもしれませんが、 我々は西ヨーロッパにおいて、どのような強者さえ縮み上がるような恐怖の組織を持っています。 危険に脅かされないうちに、こうした組織を諸国家の各都市に組織することにいたしましょう。

争わず他者を支配する者がいることを知る

  • 第一段階: 工作員を送り込み、上層部を掌握、洗脳。
  • 第二段階: 宣伝、メディアの掌握、大衆の扇動、無意識の誘導。
  • 第三段階: 教育の掌握、団体意識の破壊。
  • 第四段階: 抵抗意志の破壊、平和や人類愛をプロパガンダとして利用。
  • 第五段階: 教育や宣伝メディアなどを利用し、自分で考える力を奪う。
  • 最終段階: 人々が無抵抗で腑抜けになった時、大量植民。

5-2. 敵を見抜くための批判ノート

各項目には、次の観点から注釈を付します。

  • 歴史出自
    その言説がどのような文脈で流通し、どのように偽造・改竄・再利用されてきたのかを確認する。
  • 論理の誤謬
    循環論法、無限定な一般化、証明不可能な陰謀仮説、恐怖による飛躍などを見抜く。
  • 倫理的問題
    人格権の侵害、差別の再生産、暴力の正当化、他者の道具化が含まれていないかを検討する。
  • 現実との照合
    権力分立、監視、報道、反論権、司法、記録、公開性など、現実社会に存在する抵抗の仕組みと照らし合わせる。
  • TarCoon的再配置
    支配の技法を、そのまま使うのではなく、反転させる。
    恐怖ではなく観察へ。
    統治ではなく見守りへ。
    操作ではなく自己抑制へ。

5-3. TarCoon☆CarToonにおける「敵」とは何か

敵とは、誰か特定の人間ではない。
敵とは、人間を単純化する力である。

人を属性でしか見ない力。
物語をひとつに固定する力。
世界を敵と味方に分ける力。
恐怖によって判断を奪う力。
「みんなそう思っている」と言って、個人の違和感を黙らせる力。
そして、誰かを悪魔にして、自分の正しさを守ろうとする力。

TarCoon☆CarToonは、その力を観察する。
しかし、統治しない。
止めようとする。
しかし、同じ暴力で戦わない。
守ろうとする。
しかし、管理しない。

Watch, but do not govern.
監視せよ、しかし統治するな。

Stop war, but do not wage it.
戦争を止めよ、しかし戦争をするな。

Protect, but do not control.
保護せよ、しかし管理するな。

And first, survive!
そしてなによりも、生き残れ!

5-4. この項目の目的

この項目は、敵を憎むためのものではありません。
敵の形を知るための記録です。

毒に名を与える。
成分表を掲げる。
どこから入り込み、どこで人を酔わせ、どこで判断を奪うのかを見る。
そして、解毒剤としての批判を常備する。

支配術を知ることは、支配者になるためではありません。
支配されないためです。
そして、知らないうちに自分自身が誰かを支配しないためです。

私たちは、敵を知る。
しかし、敵そのものにはならない。

それが、この項目の役割です。

VII. 選ばれた者のふるまい

――近づいた者ほど、支配してはならない――

ここに辿り着いた者は、すでに外側にはいない。
けれど、内側にいることは、誰かより上に立つことではない。

選ばれたことは、特権ではない。
それは、より多くを知ることによって、より多くを黙る責任を持つこと。
より近くにいるからこそ、より乱暴に触れてはならないということ。
より見えるからこそ、見えたものを自分の所有物にしてはならないということ。

秘密を知ることよりも、秘密を乱用しないこと。
中心に近づくことよりも、中心を固定しすぎないこと。
名前を得ることよりも、名づけられないものを大切にすること。

私たちは、「行い」だけで人を裁かない。
しかし、ふるまいを見ないわけでもない。

その人が何をしたか。
何を言ったか。
何を守ったか。
何を黙ったか。
そして、間違えたときに、どのように戻ろうとしたか。

それらの積み重ねのなかに、人は現れる。

合言葉は、

TarCoon≈CarToon/TarCoon∥CarToon
——比較し、ずらし、往復する。

内と外。
秘密と公開。
見ることと、見られること。
守ることと、縛らないこと。
近づくことと、距離を置くこと。

その行き来のなかに、私たちの“秘密”があります。